東武日光線(南栗橋以北)が止まったら、栃木・新栃木方面へどう帰る?|JR宇都宮線・両毛線への迂回と、何時までに出ればいいか

夜の郊外の駅に止まったままの銀色の電車と、田園の向こうの高架を走る別の路線の電車を描いたイメージ(AI生成・実在の南栗橋駅ではありません) 運転見合わせ・振替輸送ガイド

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東武日光線は、南栗橋より北で事故があると「南栗橋〜新栃木」のように南栗橋を起点にして運転を見合わせます。半蔵門線・日比谷線から直通する列車の多くは南栗橋止まりなので、栃木方面へ乗り継ぐつもりで南栗橋まで来た人は、ここで先へ進めなくなります。この記事は、南栗橋で待つか、JRへ回って帰るかを決めるための材料をまとめたものです。

今どこが止まっているか、いつ再開するかは、この記事では分かりません。まず東武鉄道 運行情報で日光線(南栗橋以北エリア)を確認してください。JRへ回る場合はJR東日本 運行情報(関東エリア)で宇都宮線と両毛線も見てください。

結論:南栗橋からJRへ出る道は2つ

行き先 まず考えるルート 所要の目安 運賃(IC) 何時までに南栗橋を出るか
栃木 東武で東武動物公園・久喜へ戻る → JR宇都宮線で小山 → 両毛線 昼は約1時間40分〜2時間 約1,127円 南栗橋21:48発
栃木 タクシーでJR栗橋駅へ → JR宇都宮線で小山 → 両毛線 昼は約1時間(小山の待ち時間による) 約616円+タクシー代 JR栗橋22:34発(土休日22:32発)。車で約10分
新栃木 上のどちらかで栃木へ → タクシー(約2.6km)、または東武が動いていれば東武で1駅 栃木までの所要+数分 同上 同上
新古河〜新大平下の途中駅 JRで最寄りの古河・大平下・岩舟へ → タクシーか徒歩 駅による 駅による 両毛線の駅なら同上

東武の時刻と運賃、JRの時刻は各社の公式時刻表・経路検索で確認したものです(2026年10月21日確認、大人)。JRの運賃は乗換案内の検索結果による目安です。平常時は、南栗橋から栃木まで東武日光線で39分、IC481円です。

鍵になるのは2点です。ひとつは、東武とJRが接続する駅は南栗橋ではなく、隣の栗橋駅だということ。栗橋も見合わせ区間の中にあり、南栗橋からJR栗橋駅までは約3.3km離れています。もうひとつは、小山から栃木へ向かう両毛線の本数です。昼の11〜16時台は毎時02分発の1時間に1本しかなく、小山での待ち時間で所要が大きく変わります。

待つか、迂回するか:止まり方の記録

南栗橋以北の見合わせを報道で確認できた例は次のとおりです。

日付 原因 止まった区間 経過
2024年9月16日 人身事故(新大平下〜栃木) 南栗橋〜新栃木 18:05ごろ発生。振替輸送を実施(埼玉新聞)
2026年1月8日 小動物との接触(藤岡〜静和) 南栗橋〜栃木 21:35ごろ発生、22:38に再開。約1時間(下野新聞)
2026年1月11日 架線トラブル(新大平下〜栃木) 南栗橋〜新鹿沼と東武宇都宮線の全線 15:40ごろ発生。その日は再開せず、翌12日の始発から再開(下野新聞・翌日の記事)
2026年7月11日 人身事故(栃木〜新栃木) 南栗橋〜新栃木 22:00ごろ発生、23:27に再開。約1時間半。振替輸送を実施(下野新聞)

このほか、運行情報の投稿を集めたサイト(ナウティス、二次情報)には、2026年1月2日に藤岡〜静和の倒木で止まった記録や、9月28日に新栃木〜下今市だけが動物との接触で40分ほど止まった記録があります。

この記録から言えることは3つです。

  • 止まる区間の北端は日によって違う。 新栃木までのこともあれば、栃木まで、新鹿沼までのこともあります。1月11日は東武宇都宮線も止まりました。運行情報の区間の表示を確かめてください。栃木〜新栃木が動いていれば、栃木から新栃木へは東武に乗れます。
  • 人身事故や動物との接触では、確認できた2件とも1時間〜1時間半で再開した。 一方、架線トラブルの日は翌朝まで動きませんでした。この記事では再開の見込みを予想しません。
  • 迂回は平常時より1時間以上余計にかかる。 東武で久喜へ戻る経路は、昼でも栃木まで約1時間40分〜2時間かかります。止まっている時間が短ければ、待ったほうが早く着くこともあります。

迷ったときの判断の軸は、迂回ルートの最終です。夜は南栗橋21:48発が、東武とJRを乗り継いで栃木へ行ける最後の列車です。それより後は、タクシーでJR栗橋駅へ出るか、南栗橋で再開を待つかの二択になります。

振替輸送を使えるか

南栗橋以北の見合わせでは、上の4件のうち3件で振替輸送が実施されたと報じられています。2026年1月8日の振替区間は、東武線全線(見合わせ区間をのぞく)、JR宇都宮線(上野〜宇都宮)・両毛線(伊勢崎〜小山)・日光線・山手線・埼京線(大崎〜赤羽)、東京メトロ全線、都営線全線でした(下野新聞)。この組み合わせなら、南栗橋から東武で久喜へ戻り、JRで小山・栃木へ行く経路が振替区間の中に収まります。ただし、振替輸送をするかどうかと振替区間は、その都度東武が決めます。ほかの日の振替区間は報道に書かれておらず、確認できませんでした。

東武の振替輸送のルールは次のとおりです(東武鉄道「その他のご利用について」)。

乗り方 振替輸送 どうなるか
きっぷ(止まった区間を含む乗車券。一日乗車券なども含む) 使える 東武の駅で振替乗車票を受け取り、係員のいる改札を通る
定期券(PASMO・Suica定期券、モバイル定期券を含む)で、止まった区間が券面に含まれる 使える 同上。モバイルSuica定期券は定期券区間の画面を係員に見せる
PASMO・Suicaなどのチャージ残額で乗った 使えない 乗った区間の東武の運賃と、JRの運賃をそれぞれ払う
まだきっぷを買っていない 使えない 迂回先の運賃を払う

振替乗車票を受け取ったら、改札機にタッチしないでください。タッチするとチャージ残額から運賃が引かれます。振替乗車票がなくても、持っている乗車券を振替先の改札係員に見せれば使える場合があります。持っている乗車券の区間を越えて乗った分は、運賃が必要です。

ルート1:東武で久喜へ戻り、JR宇都宮線・両毛線で栃木へ

タクシーを使わず、鉄道だけで栃木へ出る経路です。南栗橋〜東武動物公園、伊勢崎線、JR宇都宮線・両毛線が動いていることが条件です。

  1. 南栗橋から、来た方向(東武動物公園・北千住方面)の列車に乗る。東武動物公園まで約10分です。
  2. 東武動物公園で伊勢崎線の久喜行き・館林行きなどに乗り換え、2駅目の久喜で降りる。南栗橋から久喜まではIC324円(きっぷ330円)で、乗換の待ちを含めて20〜40分ほどです(東武鉄道 経路検索)。
  3. 久喜でJR宇都宮線の下り(宇都宮・小金井・古河方面)に乗り、小山へ。約30分です。
  4. 小山で両毛線(高崎・桐生・前橋方面)に乗り換え、栃木まで約11分です。

平日昼の例では、南栗橋14:18発で久喜14:57着、15:06発の宇都宮線で小山15:35着、16:02発の両毛線で栃木16:12着です。小山で30分近く待つことになります。両毛線の小山発は、昼は毎時02分、夕方以降は19:01、19:32、20:06、20:45、21:30、22:15、23:12(最終)で、平日・土休日とも同じです(JR東日本 両毛線 時刻表(平日)・土休日)。乗る前に、小山でどの両毛線に乗れるかを先に見ておくと、待ち時間の見当がつきます。

運賃は、東武324円とJR久喜→栃木の約803円(乗換案内のIC運賃)で、合わせて約1,127円です。

まだ南栗橋に着いていない場合は、南栗橋まで行かずに東武動物公園で降りて伊勢崎線に乗り換えれば、戻る分の時間がかかりません。

ルート2:タクシーでJR栗橋駅へ出る

南栗橋からJR栗橋駅までは、車で約3.8km・約10分、歩くと約3.3km・約39分です(NAVITIMEの目安)。JR栗橋から小山まで宇都宮線で約25分、小山で両毛線に乗り換えます。JR栗橋→栃木の運賃は約616円(乗換案内のIC運賃)で、タクシー代が別にかかります。

平日昼の例では、JR栗橋14:14発の列車で小山へ行けば15:02発の両毛線に乗れ、栃木15:13着です。栗橋14:39発の列車は小山に着くのが15:02発の両毛線の発車と同じころ(この列車自体が小山を15:02に出ます)で、乗り継げません(JR東日本 宇都宮線 時刻表(平日))。

南栗橋のタクシーは、栗橋タクシー(0480-52-0160)が電話で受け付けていて、受付は7:30〜24:00です。配車アプリのGOは、対応エリアに久喜市・幸手市を載せています(GO 対応エリア)。ただし、夜に車がすぐ来るかは分かりません。夜に南栗橋からJR栗橋駅へ行く路線バスは確認できませんでした。

歩く場合、JR栗橋22:34発に間に合わせるには21:50前後に南栗橋を出る必要があり、ルート1の南栗橋21:48発とほぼ同じ時刻です。夜間の歩行環境は確認できていません。

新栃木と、途中の駅へ帰る場合

新栃木へは、栃木から約2.6kmです(車で約4分、徒歩で約36分。OpenStreetMapの経路による目安)。止まっているのが南栗橋〜栃木までで、栃木〜新栃木が動いていれば、栃木から東武に1駅乗れます。栃木発の新栃木方面は23:42発、0:23発まであります(東武鉄道 栃木駅時刻表)。

新古河から新大平下までの途中駅は、JRの駅から離れています。最寄りのJR駅からの距離は次のとおりです(OpenStreetMapの経路による目安)。

東武の駅 最寄りのJR駅 距離の目安
新古河 古河(宇都宮線) 徒歩約2.6km・約34分
柳生 古河 車で約8.5km
板倉東洋大前 古河 車で約10.9km
藤岡 古河 車で約13.7km
静和 岩舟(両毛線) 約3.3km、徒歩約43分
新大平下 大平下(両毛線) 徒歩約1.3km・約17分

両毛線の大平下・岩舟は、栃木の先の駅です。小山23:12発の最終は、栃木23:23、大平下23:28、岩舟23:32に着きます。

夜に止まった場合:何時までに出ればいいか

夜に南栗橋以北が止まった場合、栃木へ帰れる最後の手段を早い順に並べると次のようになります。

南栗橋を出る時刻 ルート 栃木着
21:48(平日・土休日) 東武で久喜(平日22:11着、土休日22:14着)→ JR宇都宮線(平日22:18発か22:25発、土休日22:19発か22:24発)→ 小山 → 両毛線23:12発 23:23
22:15ごろまでに車で タクシーでJR栗橋へ → 宇都宮線22:34発(土休日22:32発)→ 小山 → 両毛線23:12発 23:23
(参考)23:47 平常時の東武日光線の最終(新栃木行き) –

南栗橋21:48発の次の列車(平日22:11発、土休日22:07発)では、久喜で両毛線の最終に間に合う宇都宮線に乗れません(東武鉄道 経路検索・JR東日本 宇都宮線 時刻表(平日)・土休日)。土休日は22:07発で東武動物公園から特急りょうもう号(特急券550円)に乗ると久喜22:25着ですが、宇都宮線22:24発の後になります。

2026年1月8日(21:35ごろ発生)や7月11日(22:00ごろ発生)のように21時半を過ぎて止まると、鉄道だけで回る経路はほとんど残っていません。7月11日の場合、22時の時点で残っていたのはタクシーでJR栗橋へ出る方法だけで、結果として東武は23:27に再開しました。どちらを選ぶかは、その日の運行情報と、タクシーがつかまるかで決めてください。

迂回ルートの最終にも間に合わず、再開も待てない場合は、南栗橋周辺(幸手・久喜)で泊まるかの判断になります。南栗橋で夜を過ごす場合のタクシー・宿・始発の情報は南栗橋駅で終電を逃したらにまとめています。南栗橋駅周辺の宿は、楽天トラベルで探せます。

南栗橋駅の周辺(幸手・久喜)で泊まる場合は、空室と到着時刻を予約前に確認してください。

よくある質問

南栗橋駅とJR栗橋駅は乗り換えられる?

南栗橋駅にJRは乗り入れていません。JR宇都宮線と接続しているのは、南栗橋の隣にある東武の栗橋駅です。南栗橋〜新栃木が止まっていると栗橋駅も見合わせ区間に入るので、東武では栗橋へ行けません。南栗橋からJR栗橋駅へは、車で約10分、歩いて約39分です。

PASMOやSuicaで乗っていたら、JRの運賃は払う必要がある?

払う必要があります。振替輸送が実施されても、チャージ残額で乗っている場合は対象外です(東武鉄道「その他のご利用について」)。東武の運賃とJRの運賃をそれぞれ払います。定期券の区間内なら振替輸送の対象になります。

東武宇都宮線の駅(壬生・おもちゃのまちなど)へ帰るには?

栃木から新栃木へ出られれば、東武宇都宮線が動いている場合は新栃木から乗れます。宇都宮側から行く方法もあり、JR宇都宮線で宇都宮へ出て、JR宇都宮駅から東武宇都宮駅まで約2km(徒歩約27分、OpenStreetMapの経路による目安)歩けば、東武宇都宮発の新栃木方面に乗れます。東武宇都宮発の最終は23:07です(平日・土休日とも。東武鉄道 東武宇都宮駅時刻表)。ただし、2026年1月11日のように東武宇都宮線も一緒に止まることがあります。

待ったほうがいい?

この記事では再開の見込みを予想しません。確認できた例では、人身事故・動物との接触は1時間〜1時間半で再開し、架線トラブルは翌朝まで止まりました。迂回すると栃木まで約1時間40分〜2時間かかり、平常時より1時間以上余計にかかります。運行情報で原因と再開見込みを確認し、迂回するなら上の表の最終に間に合うかを先に見てください。

JR宇都宮線も止まっていることはある?

あります。JR宇都宮線は東武とは別の原因で止まることがあり、2026年2月8日には古河〜野木で架線が切れ、翌日の夕方まで一部区間で見合わせました(秋田魁新報(共同通信))。JRへ回る前に、宇都宮線と両毛線が動いているかをJR東日本の運行情報で確認してください。

出典・確認日

確認日:2026-10-21(時刻は2026年10月27日(火)の平日ダイヤと31日(土)の土休日ダイヤで確認)

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